霧島酒造6年連続首位 29年売上高ランキング 大手で減収鮮明

 

 帝国データバンク福岡支店がまとめた全国の焼酎・泡盛メーカーの平成29年売上高ランキングでは、霧島酒造(宮崎県都城市)が前年比4・9%増の682億円で、6年連続の首位となった。

 上位50社のうち、6割程度が減収だった。ハイボールや缶チューハイに押され、大手でも成長が簡単でない状況が鮮明になった。

 首位の霧島酒造だが、平成30年3月期決算(単体)は、売上高が前期比3・4%減の659億円と減収だった。

 帝国データバンクのランキングでは、2位に麦焼酎「いいちこ」シリーズを展開する三和酒類(大分県宇佐市)が入った。飲みやすさを売りにした「木挽BLUE」がヒットした雲海酒造(宮崎市)も、3・5%増の169億円と好調さが目立った。

 国税庁によると、28年度の国内酒類消費量は2年ぶりに減少した。このうちウイスキーが7・2%増加した一方、焼酎は3・2%減った。

 帝国データバンク福岡支店の担当者は「焼酎でも、市場のニーズに合った商品の売り上げは伸びている。こうした需要を取り込めるような商品企画が欠かせない」と分析した。