沖合底引き網漁船団、下関漁港を出港

 

 今季の沖合底引き網漁業が解禁され、下関漁港(山口県下関市)を母港とする漁船団が出港した。来年5月まで、長崎・対馬沖から山口県萩市の見島(みしま)沖の日本海で操業し、カレイやタイなどを水揚げする。

 前田晋太郎市長は出港式で「燃料が高騰し、後継者も不足し、厳しい状況だが、水産都市・下関として支援したい」とあいさつした。乗務員の家族ら300人が手を振り、見送る中、60~75トンの漁船計14隻が大漁旗をはためかせ、次々と出漁していった。

 インドネシアからの技能実習生も含め、1隻当たり十数人が乗り込む。沖合底引き網漁業は下関漁港の主力で昨年の水揚げは4983トン(約34億円)だった。

 昭和水産・佐賀水産の宮本洋平専務(42)は「EEZ(排他的経済水域)を越え、浸入する外国船対策や、暑さや健康にも気を付けて安全操業を心がけてほしい」と語った。