「石見銀山学ことはじめ」発刊 魅力知る大人の教科書、大田市教委がシリーズ化 - 産経ニュース

「石見銀山学ことはじめ」発刊 魅力知る大人の教科書、大田市教委がシリーズ化

 世界文化遺産・石見銀山遺跡(島根県大田市)に関するさまざまなテーマを概説する「石見銀山学ことはじめ」を、同市教委石見銀山課が発刊した。全7巻のシリーズ化を計画しており、石見銀山を通してこの地域を学ぶ格好の入門書となりそうだ。
 石見銀山にまつわる多様な要素について諸科学を結集し、地域学として体系化を目指した「石見銀山学」を平易に学べるテキストを作ろうと、同課が企画。初巻となる「始(はじまり)」の製作を平成29年度にスタートし、このほど完成。今年7月に発売した。
 「始」では、石見銀山の歴史を中心に構成。発見から石見銀の流通、世界遺産登録に至る経緯などについて説明している。本編は、石見銀山資料館の仲野義文館長と藤原雄高学芸員が執筆。このほか、地元の官民の専門家らが序章・終章や各コラムを担当している。
 「この本が、石見銀山の魅力を知る“大人の教科書”になればうれしい」と同課。「木」「火」「土」など古代中国の思想「五行」になぞらえた巻立てで、5年間をかけて全7巻を刊行する。
 「始」巻はA5判、248ページで2千部を発行。価格は1200円。同課をはじめ、石見銀山資料館や石見銀山世界遺産センターなどで販売している。問い合わせは同課(電)0854・83・8132。