天王寺動物園で企画展 戦争犠牲の動物を知って ヒョウ、トラなど剥製展示 殺処分描く紙芝居も  大阪

 

 戦争で犠牲になった動物を知ってもらおうと、天王寺動物園(大阪市天王寺区)で企画展「戦時中の動物園」が開催されている。19日まで。

 戦争では人間だけでなく動物も被害にあったことを知ってもらおうと15日の終戦の日に合わせて開催されており、今年で13回目。

 企画展では、紙芝居「どうぶつたちのねがい」を上演。「空襲などで脱走しては危険だから」という理由でヒョウを殺す命令を受けた飼育員の話を中心に、動物園にまつわる悲劇が描かれている。

 また、このとき殺処分されたヒョウのほか、ホッキョクグマやトラといった動物の剥製10体も展示。そのうちの1体は芸達者として有名だったチンパンジーだったが、軍服を着せられるなど戦意高揚のために利用されたという逸話もあるという。動物園の関係者は「『せめて、剥製として残してあげたい』と思ったのではないのでしょうか」と話している。

 紙芝居を見た泉大津市の中学生の女子生徒(15)は「戦争は罪のない動物を殺さなければならないので良くないと思った」と話していた。

 開園時間は午前9時半から午後5時まで(18、19日は午後9時まで)。