トルコ女性が初の国際交流員 和歌山・串本町採用、役場で任命式

 

 明治23(1890)年、串本沖で起きたトルコ軍艦「エルトゥールル号」の遭難事故で住民らが救助活動にあたったことなどからトルコとの友好関係が続いている串本町で、初の国際交流員としてトルコ人のドゥルナ・オズカヤさん(30)が採用され、13日、同町役場で任命式が行われた。

 同町では今年3月までの3年間は総務省が推進する「地域おこし協力隊」としてトルコ出身の女性職員が同町総務課で勤務していたが、任期満了を受けて、日、英、トルコの3カ国語を話せる国際交流員を募集していた。

 ドゥルナさんは、トルコの大学でエルトゥールル号の事故を知り、日本とトルコの文化の相互理解を進めようと活動。今年7月まではトルコの日本大使館で2年間臨時職員として働き、3カ国語を駆使して両国の地域振興に貢献してきた。

 すでに同町総務課で勤務を始めており、今後はイベントでの通訳のほか、町職員や住民への語学指導、異文化理解促進のための学校訪問などにあたるという。雇用期間は1年ごとに更新し、最長5年間、町職員として勤務する。

 ドゥルナさんは「日本とトルコの友好関係のさらなる発展に貢献するのが目標。串本の人たちに積極的に関わっていきたい」と話した。