夏休み大学生たちが町おこし お盆の和歌山・すさみ町でイベント

 

 ■廃校キャンプや伝統行事に参加

 すさみ町の地域活性化や住民たちとの交流を目指し、摂南大学(大阪府寝屋川市)の学生たちが同町内でさまざまなイベントを展開している。廃校になった同町の小学校を活用したキャンプや、伝統行事の継承など平成22年から続く活動の一環。同町の職員も「若い力で地域がにぎやかになるうえ、参加者と地域住民にとって、貴重な体験になれば」と期待を寄せている。

 都市部の大学と地域が連携する県の「大学のふるさと」事業の一環。同大のある寝屋川市が同町と友好都市関係であることなどから、学生らが町おこし活動をスタート。毎年夏休みなどを利用し、同町を訪れて活動に取り組んでいる。

 今回は同大の学生約50人と大阪府内の小学生約50人、同町の小学生3人が参加。14~17日には、廃校となった同町の旧佐本小学校で3泊4日の「自然体験キャンプ」を実施。学生たちが教諭役を務め、共同生活を送る。自炊や寝袋での就寝のほか、忍者修行や工作教室などのイベントもある。

 また、15日には無病息災を祈る同町のお盆の伝統行事「佐本川柱松」にも学生たちが参加する。230年以上前に始まったといわれ、丸太の先にくくりつけたわらをめがけてたいまつを投げ込む祭り。担い手の不足などで一時休止となったが、学生たちが地元の住民らと協力し24年に復活。以降は恒例行事として継承していこうと、お盆の時期に行われている。

 活動当初から携わる同大の事務職員、小出修嗣さん(60)は「活動で学生の積極性が高められ、地域も活気づいてきたと思う。和歌山と近い大阪の若者たちですさみ町の文化継承を担っていければ」と話している。