「拉致の早期救出に協力を」 家族会などが宮城県庁訪問

 

 仙台七夕まつり(6~8日)の期間中、仙台市内で署名活動を行っている「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)」のメンバーらが7日、県庁を訪問し、佐野好昭副知事ら県幹部、県議会拉致議員連盟の議員らに早期救出への協力を呼びかけた。

 増元るみ子さん(64)=拉致当時(24)=の弟で家族会の元事務局長、増元照明さん(62)は、6月に米朝首脳会談が行われたことを受け、「今年はほぼ(解決の)最後のチャンスで逃せない」との認識を示し、「ブルーリボンバッジはイデオロギーのシンボルでなく、拉致被害者を取り戻したいという願いのバッジ。多くの人に思いをはせてつけてもらうことで、北朝鮮に対する大きな示威行動になる。ぜひ協力を」と呼びかけた。

 また、拉致問題の風化を懸念し、「拉致被害者5人の帰国から16年。県でも教育現場で子供たちに拉致問題を教え、被害者の人権をどう守るか、他者への気遣いについて考えさせてほしい」と述べた。佐野副知事は「教育機関を中心としたポスター掲示など、普及啓発を今後も実施していく」と語った。

 「特定失踪者家族有志の会」の副会長、矢島文恵さん(65)は「全国に拉致被害者の可能性ある人がいない県はない。ぜひ力を貸してほしい」と訴えた。「救う会宮城」の安藤哲夫会長(71)は「多くの県民に人ごとではなく自分の問題として捉えてほしい」と話した。