ベトナム訪問団、津山の介護予防体操視察

 

 ベトナム保健省の訪問団4人が津山市を訪れ、同市が展開する介護予防体操「こけないからだ体操」を視察した。高齢化が進む同国の首都ハノイ市で来年4月からの本格実施を目指すという。

 同体操は、高齢者の足腰の筋肉を鍛え「こけない」(転倒しない)で行動できる身体を養うのが目的。津山市は平成16年度から介護予防事業として導入した。

 全国に先駆けて実施していた高知市の体操を参考に改良。足や手に適度な重りを付け、童謡や唱歌を口ずさみながら基本的動作をゆっくり行う約1時間の津山版運動プログラムになっている。週1回ペースで実践する。地元公民館など200カ所以上で、年間延べ約10万人が取り組んでいる。

 同訪問団は1日、講座会場の1つ、成名公民館(津山市野村)を訪れ、70~90代の参加者23人と一緒に椅子に座り、体操を体験。同省人口家族計画総局のファム・アン・ガ副局長は「みんな楽しそうで素晴らしかった。国民の健康向上に適した体操」と実践への意欲をみせた。

 今回の視察は、急速に高齢化が進むベトナムに対する国際協力機構(JICA)草の根技術協力事業として実施。昨秋から3年計画の介護予防プロジェクトとして行われており、同体操へ強い関心を寄せる同国に対し、同市では来年4月のハノイ市内7カ所での実践に向けて立ち上げに協力するという。