和歌山の妖怪51点紹介 漫画家・マエオカテツヤさん作品 熊楠記念館で「大図鑑」特別展

 

 白浜町の南方熊楠記念館(谷脇幹雄館長)で和歌山市出身の漫画家、マエオカテツヤさんが「和歌山の妖怪」を絵と文で紹介した「マエオカテツヤの和歌山妖怪大図鑑」特別展が開かれている。9月2日まで。

 昨年に続く第2弾で、紀北地方で発行しているフリーペーパー「ニュース和歌山」にマエオカさんが連載している作品を集め、同紙から出版された「マエオカテツヤの和歌山妖怪大図鑑」に掲載された51点を展示している。

 合わせて、妖怪について多くの文章を残している南方熊楠が、大正9年に植物採集に訪れた高野山で見つけた貴重な「ジャヤナギ(蛇柳)」の枝の標本なども展示している。枝には熊楠の自筆で「風に折れたる幹」と墨書きされている。

 特別展では、熊楠の大ファンで妖怪をこよなく愛するというマエオカさんの描いた「座敷わらし」「一つ目」「海坊主」「百々爺(ももんじい)」「人獣(じんじゅう)」「一本だたら」などリアルでユーモラスな妖怪の絵をずらりと展示。絵にはそれぞれ出没地域と、怖さを0から5までの順番で示した「怖さランク」も表示されている。ただし、鳴き声を聞くと幸せになるという「金鶏(きんけい)」と、熊野三山のシンボル「八咫烏(やたがらす)」は怖さではなく「幸福度5」と記されている。

 開館は午前9時~午後5時。木曜休館。入館料は高校生以上500円、小中学生300円。問い合わせは同館(電)0739・42・2872。