鈴鹿市ふるさと納税返礼 ロボスーツ装着体験採用 医療機器の先進市を全国にアピール

 

 鈴鹿市は、ふるさと納税の返礼として力仕事やリハビリに使うロボットスーツの装着体験を採用した。サイバーダイン社(つくば市)の製品「HAL」を使う。鈴鹿市は市内にある同社子会社、鈴鹿ロボケアセンターと連携してロボットの普及に取り組んでおり、ふるさと納税を通じてリハビリ治療や医療機器の先進市として全国にアピールしたい考え。

 寄付額3万円で力仕事を補助する「HAL腰タイプ」、同5万円でリハビリのため足腰の動きを補助する「HALFIT」の装着体験ができる。いずれも身長や体重などに条件があり、HALFITは主に障害者が対象。体験可能かどうかは事前に確認が必要となる。

 HALは世界初のサイボーグ型ロボット。ヒトが体を動かそうとする際に発する微弱な「生体電位信号」を検出し、その動きを補助する。HALを使ったトレーニングができるのは、国内では鈴鹿市、つくば市など4カ所だけ。

 鈴鹿市は平成25年度にHALを使った歩行訓練費用の一部を補助する制度を導入。27年度には鈴鹿ロボケアセンター、鈴鹿医療科学大と協定を結び、ロボットを使ったリハビリ訓練技師の育成、市内医療機関へのロボット普及などに取り組んでいる。市民で累計100人超がHALの装着を体験したほか、近畿、中部圏からも訪れる人がいるという。