水俣病慰霊式、来年は10月に 新天皇即位日と重なり延期

 

 熊本県水俣市などは、水俣病の公式確認から63年となる来年5月1日に予定していた犠牲者慰霊式を、同10月19日に延期することを決めた。新天皇の即位日と重なるため。

 来年は春に統一地方選があるほか、夏の酷暑を避けようと、秋に開くことになった。台風など悪天候で10月に開催できない場合、11月9日に再延期する。

 市や患者団体などでつくる式の実行委員会が決定した。委員長を務める市立水俣病資料館「語り部の会」の緒方正実会長(60)は「式は、二度と公害を起こさないというメッセージを届ける場。新天皇即位日に無理して行うのではなく、全員が落ち着いて祈りをささげられる日にしたほうがよい」と語った。

 慰霊式は公式確認日の5月1日に水俣市内で開くことになっているが、平成28年は4月に熊本地震が起きたため、10月に変更した。