「核廃絶は目指すべき原点」 長崎市長が平和宣言骨子発表 - 産経ニュース

「核廃絶は目指すべき原点」 長崎市長が平和宣言骨子発表

記者会見する長崎市の田上富久市長
 長崎市の田上富久市長は、8月9日の「原爆の日」の平和祈念式典で読み上げる平和宣言の骨子を発表した。宣言では、国連で採択されてから1年を迎えた核兵器禁止条約が早期発効するよう、国際社会に向けて協力を求める。
 条約と絡めて、核兵器保有国などが核抑止論を主張することへの危機感にも言及する。核に頼らない安全保障の確立を訴える方針だという。
 核兵器をなくそうとする動きと、必要性を説く国々が対立している現状を踏まえ、田上氏は記者会見で「核廃絶は世界が目指すべき原点だ」と強調した。
 市は5月以降、田上氏や被爆者、核軍縮の専門家ら計15人からなる起草委員会を3回開き、文案を検討した。会合では、安倍晋三首相が目指す憲法9条改正に懸念を示すよう求める意見も目立ったが、委員長の田上氏は「市民の中で多様な意見がある」として慎重姿勢を貫いている。