九電、佐賀県内のがんセンターへ寄付再開 原発4基稼働で地域貢献活動 - 産経ニュース

九電、佐賀県内のがんセンターへ寄付再開 原発4基稼働で地域貢献活動

 九州電力は31日、業績悪化を理由に平成24年度以降保留していた佐賀県内の3施設への寄付を再開すると、発表した。施設は九州国際重粒子線がん治療センター(サガハイマット、鳥栖市)など。原発4基の再稼働で、財務状況の改善に一定の道筋が見えたことから、滞っていた地域貢献活動に取り組む。
 サガハイマットのほか、ともに唐津市の市民交流プラザ、早稲田佐賀中学・高校への寄付を再開する。
 これら3施設に対し、九電は総計65億円の寄付を約束していた。ところが、23年の東日本大震災後、原発の長期停止を余儀なくされ、赤字に転落。支払いを保留していた。
 この日、記者会見した池辺和弘社長は「3期連続の(通期)黒字達成と財務状況が改善し、約束が実行できると判断した」と語った。
 一方、九州電力が31日発表した平成30年4~6月期の連結決算は、91億円の最終赤字だった。
 川内原発1、2号機や石炭火力発電所が定期検査入りし、発電コストが膨らんだ。同期の最終赤字は26年以来、4年ぶり。売上高は前年同期比2%増の4662億円だった。
 通期の連結業績予想は、売上高を50億円上方修正し、2兆100億円とした。最終利益は550億円の黒字で据え置いた。