「模擬原爆」の犠牲伝える 東住吉で追悼のつどい - 産経ニュース

「模擬原爆」の犠牲伝える 東住吉で追悼のつどい

 原爆投下の予行訓練として、米軍が投下した「模擬原爆」の犠牲者を悼む「追悼のつどい」が26日、大阪市東住吉区の田辺地区で開かれた。体験者や地元の小中学生ら約200人が参列し、投下地点近くに建つ慰霊碑の前で手を合わせた。
 模擬原爆は昭和20年7月20日から8月14日にかけて、全国30都市に計49発が落とされ、400人以上が死亡した。長崎に落とされた原爆とほぼ同じ形状で、重さは約4・5トン。東住吉区では同年7月26日、現在の田辺小学校北側付近に着弾し、7人が死亡、73人が負傷したとされる。
 追悼式では投下時刻に合わせ、参列者らが黙祷。模擬原爆で姉の親友を亡くした龍野繁子さん(93)は、「人間の知恵と優しさで戦争をなくしたい」と訴えた。平和学習で参列した泉佐野市立佐野中学校2年、安枩谷呼春さん(14)は「歴史を私たちの世代で伝えていこうと思った」と話していた。