コウノトリ、9月放鳥 幼鳥3羽、越前市の坂口地区 - 産経ニュース

コウノトリ、9月放鳥 幼鳥3羽、越前市の坂口地区

 県コウノトリ定着推進会議(会長・鷲谷いづみ中央大教授)が23日、県庁で開かれ、越前市白山地区で今年5月に生まれた国の天然記念物、コウノトリの幼鳥3羽について、9月中旬に同市坂口地区で放鳥することを了承した。県は文化庁に報告したあと、放鳥は餌が豊富で捕りやすくなる稲刈り後に行うとしている。
 幼鳥3羽は、飼育中のコウノトリでは県内で初めて有精卵から誕生した。県によると、雌2羽、雄1羽は、順調に育ち元気に飛び回り、ドジョウやアジの餌を食べている。親鳥とほぼ同じ大きさに成長。雌2羽は仲がよく、最初に生まれた雌はもっとも活発に動く。雄はおとなしく慎重だが、池に入り水浴びしているという。
 放鳥場所は、第1、第2ケージ周辺の白山地区(同市菖蒲谷町)に2羽の野外コウノトリが長期滞在し、なわばり行動によって放鳥した幼鳥を攻撃する可能性があるため、白山地区(同市中野町)から南東へ約5キロ離れた坂口地区で行う。巣塔の設置やビオトープの整備など自然再生活動が活発な地区としている。