山形県、河川改修工事が予算不足で難航

 
山形県議と県庁の担当職員との会議では、河川改修事業の進捗状況に質問が集中した=山形市の村山総合支庁(柏崎幸三撮影)

 山形県の4地区別の事業について、県議が県の担当者に事業内容を質したり、課題を聞く会議が、山形市内であり、村山地区の会議では西日本豪雨災害に関連し河川改修事業についての質問が相次いだ。

 県議「県内の河川改修の状況はどうか」

 担当者「3億円と、その3割増し程度です」

 県の担当者は、村山地域の河川改修費があまり伸びていないとの認識を示した上で「県全体の河川改修にかける事業費が落ちている」とも述べた。

 県議はさらに「地元から『いつ改修工事が終わるのかがわからない』『いつになったら完成するのか』とと聞かれます。たくさんの予算をつけてほしいといっているわけではないのですが」

 地元の声を代弁し県当局に県議は尋ねたのだが、担当者は県財政の状況を踏まえ「事業費がついてこない」と、財政状況を理由に上げ、県議に理解を求めた。さらに「このため(事業の)完成年度をお示しできない」

 この日の会議は、県を5つに分割し、本庁の予算とは別の予算が、県内4つの総合支庁ごとに配分される予算もあり、地区ごとの課題を県議が代表してただしたが、計画に対し予算が充足されていない実情をも示した形だ。

 質問は、山形市を地盤にする大内理加県議。地元の要望、そして懸念する地元民の声としてただした。県の河川砂防課長と一対一のこの日のやりとりで、県の重要事業の一つである河川改修事業が、逼迫(ひっぱく)する県財政から計画通りに進んでいない状況を示した。

 担当者である県河川砂防課長はさらに、「計画通りに予算確保を目指しているが事業費がついてこない、という現状がある」とこぼした。

 大内県議は「予算がつかないことであなたたちが悪いといっているわけではありません。(予算枠が小さいのであれば)本庁のように大きくできるよう、(私たちが)バックアップしていきたい」。こう担当者に支援の言葉をかけた。