津で伝統野菜「芸濃ずいき」収穫が最盛期

 

 津市の特産品「芸濃ずいき」の収穫が最盛期を迎えている。同市芸濃町の農場では猛暑の中、約1メートルの高さに育った赤紫色のずいきを1本ずつ手作業で刈り取っている。収穫作業は8月下旬頃まで続き、およそ5千ケース(4キロ)を出荷する。

 ずいきはサトイモの茎の部分を育てた野菜。繊維質が豊富で酢の物などにして食べる。イモ類の栽培に適した保水力のある酸性度の強い黒墨土(くろぼくど)で育てたこの地区のずいきは良質で色目も鮮やかなため高値が付くという。主に京都の市場に出荷されるほか、市内の学校給食にも提供される。

 同地区では50年以上前から栽培しており、「美(うま)し国みえの伝統野菜」にも選ばれているが、作付面積は減少傾向にあり、現在は芸濃ずいき部会の20軒が約7千平方メートルで栽培している。

 同部会の坂口幸寿さん(77)は「今年は6月から高温多湿の日が続き、色よく育った」と話している。