高橋酒造社長・高橋光宏氏(62) 時代に合わせた飲み方を

語る

 「酒造会社はどんどん減っている。黙っていたら潰れる。例外はない。時代に合わせた飲み方を提案しなければ、生き残れない」

 「球磨焼酎」は熊本県南部で400年以上の歴史を持つ。その中でトップシェアを誇るが、危機感は強い。

 今夏、福岡市内に「海の家」を開き、焼酎を炭酸水で割った「焼酎ハイボール」を提案する。海の家は8月末までの期間限定だ。「インバウンド(訪日旅行)客が多い福岡市は、大きな可能性がある。その場所で、米焼酎の今までにない味わい方を提案したい」と語った。

 常に、世界市場を意識する。2015(平成27)年5月には、ミラノ万博の日本館で試飲会を開いた。約1400人の来場者の9割以上から好評価を得た。現在、輸出先は30カ国以上に広がる。

 「焼酎では芋や麦が先行している。それでも、2番手、3番手に甘んじるわけにはいかない。日本の米で作るスピリッツ(蒸留酒)の文化を、世界に広げたい」