「縄文遺跡群」世界遺産候補に 「真摯な取り組み結実」 - 産経ニュース

「縄文遺跡群」世界遺産候補に 「真摯な取り組み結実」

 世界文化遺産登録を目指し、北海道と青森、秋田、岩手の4道県が申請していた「北海道・北東北の縄文遺跡群」。19日、その新たな候補に選ばれた。
 青森県の三村申吾知事は「登録実現まで全力で取り組む」とのコメントを発表。遺跡群は過去5年連続で推薦が見送られ、“6度目の正直”で第一関門を突破。青森県世界文化遺産登録推進室の岡田康博室長は「人類史、現在の日本を考える上で欠かすことのできない文化遺産」と説明。過去5回との違いについて、「より分かりやすく、世界の視点で評価できる内容の説明を心掛けた」とした。
 「三内丸山(さんないまるやま)遺跡」や「小牧野遺跡」を抱える青森市の小野寺晃彦市長は「縄文遺跡群はもちろん、小牧野遺跡が当時の祭祀・儀礼のあり方を示す希有(けう)な例として理解されたものと誇りに思う」とコメント。
 秋田県には北秋田市の「伊勢堂岱(いせどうたい)遺跡」と鹿角市の「大湯環状列石(おおゆかんじょうれっせき)がある。佐竹敬久知事は「関係自治体の真摯(しんし)な取り組みが実を結んだ」と評価。ボランティアガイドのグループ「伊勢堂岱遺跡ワーキンググループ」の佐藤善寿代表は「第一関門を通過できたことをまずは喜びたい。市民全体で努力していきたい」とした。
 岩手県は一戸町に「御所野(ごしょの)遺跡」を抱える。田中辰也町長は「保存にかかわってきた人の思いが後押しになったと考えている」とした。達増拓也知事は「世界遺産登録に向け大きく前進したと受け止めている」とのコメントを出した。