地震被災から完全復活へ イオンモール熊本、あす全面開店 西側を増床、耐震性強化 - 産経ニュース

地震被災から完全復活へ イオンモール熊本、あす全面開店 西側を増床、耐震性強化

ウエストスクエアの広さには圧倒される=熊本県嘉島町
 イオンモールは、熊本地震(平成28年)で被災した熊本県嘉島町の大型商業施設「イオンモール熊本」の大規模改装を終え、20日に全面開店する。同施設の西側エリアでは増床工事が施され、「ウエストスクエア」として再出発する。この間、仮店舗で営業を続けてきた専門店に、40店を上回る新規出店も実現し、被災からの完全復活を果たす。(谷田智恒)
 イオンモール熊本は平成17年に開店し、地域の住民に親しまれた。
 だが、一連の地震で建物に亀裂が入るなどして被災した。昨年3月までに、西側エリア以外では営業を再開できるまでに復旧した。
 今回、西側エリアに、従来店よりも広いウエストスクエアを新たに建設した。地上2階建てで、売り場面積は1万1千平方メートル分を広げた結果、施設全体では約8万4千平方メートルにもなる。
 九州ではイオンモール福岡(福岡県粕屋町)に次ぐ規模になった。施設の耐震性も強化した。
 増床した施設には、47店舗が入った。1階は若い女性に人気のファッション・雑貨を中心とした並びだ。
 スウェーデンの衣料品大手「H&M」やスペイン発のブランド「ZARA」のほか、福岡の雑貨店「雑貨館インキューブ」など、熊本では初進出となるテナントがそろった。
 H&Mの店舗責任者は「今後、新商品を積極的に入れていく。いつでも新鮮さを楽しめる店を目指す」と張り切っている。
 2階には家族連れをターゲットにした家電製品売り場や、おもちゃの専門店が広がる。100円均一の店も登場した。
 イオンモール熊本は年間に980万人の来客を目標に立てる。
 18日に行われた報道関係者向けの説明会で同施設のゼネラルマネジャー、河野学氏は「顧客の要望やニーズを検証し、家電など今まではなかった分野のテナントをそろえたのが特徴だ。今後も地域に寄り添い、幸せを感じられるショッピングモールを作る」と語る。
 20日は午前8時半、ウエストスクエア1階で「グランドオープン式典」が開かれる。和太鼓演奏も披露され、地域の住民らとともに新施設の船出を祝う。