夏の味覚、水揚げ最盛期 徳島のハモ、関西各地へ

 

 徳島県小松島市で、ハモの水揚げが最盛期を迎えている。京都の祇園祭や大阪の天神祭など関西の夏に欠かせない味覚で、漁協の職員たちが出荷作業に追われている。

 小松島漁協では13日、手袋をした職員が、鋭い歯と強い顎を持つハモを手づかみし選別。大きいものは1メートル超に達し、かごの中で跳ねていた。

 ハモは「梅雨の雨を飲んで脂が乗る」と言われ、祇園祭のころに料亭などで味わうことから、祇園祭は「ハモ祭り」とも呼ばれる。

 徳島県沖の紀伊水道は吉野川から良質な泥が流れ込み、泥場に巣穴を作るハモの生息に適した全国有数の漁場となっている。漁協の松根政弘さん(39)は「湯引いて梅肉と一緒でも、天ぷらやかば焼きでもおいしい。ハモでスタミナをつけて、暑い夏を乗り切って」と話した。