地域課題をAIで解決 山口FG、新会社「企業の成長に」

 
セレモニーであいさつする山口FGの吉村猛社長

 山口フィナンシャルグループ(FG)は、AI(人工知能)を活用し、地域企業の生産性向上やビジネス機会の拡大などを目指す新会社「データ・キュービック」(山口県下関市)を設立し、山口市内で12日、記念セレモニーを開催した。地方銀行がこうした企業を関連会社に持つのは、珍しいという。 (大森貴弘)

 セレモニーには、山口FGの取引企業や地元自治体などから、約100人が出席した。吉村猛社長は「全ての業種が、AIを使わないと生き残れない時代。私たちのネットワークを通じて、データ分析などAIの知見を、地域企業の成長につなげたい。ぜひ利用してほしい」とあいさつした。

 新会社は、山口FGが8割を出資し、設立した。残り2割は、システム開発などを手がけるフュージック(福岡市)が出資した。

 今後、AIを使った情報活用事業と、地域の特徴的な企業や団体を発掘するメディア事業を2本柱とする。現段階では、画像認識技術を使った生産ラインでの不良品検出や、不動産の物件写真の分類などを、想定している。

 データ・キュービックの徳久剛・情報活用事業部長は「地域企業の経営課題をAIで解決し、その先の販売支援まで手がけたい」と語った。