「平和への誓いを世界に」 広島平和記念式典こども代表ら抱負

 

 「原爆の日」(8月6日)に平和記念公園(広島市中区)で開催される平和記念式典で「平和の鐘」をつく遺族代表とこども代表、「平和への誓い」を読み上げるこども代表2人の計4人が11日、市役所で会見。「平和の願いが世界に届くように鐘をつきたい」などと抱負を語った。

 平和の鐘をつくのは、メンテナンス業の上峠(うえたお)賢太さん(33)=中区▽市立三田小6年の森下碧(あおい)さん(11)=安佐北区。

 平和の誓いを読み上げるのは、市立牛田小6年の新開美織さん(12)=東区▽市立五日市東小6年の米広優陽(ゆうひ)君(11)=佐伯区。

 上峠さんは、曾祖父と祖父が被爆者。被爆して背中にやけどをした曾祖父は長年、うつぶせでなければ寝られなかったという。「いろんな被爆者がおられる中で、このような務めをさせていただく責任は重い。しっかり務めさせていただこうと思う」と語った。

 森下さんは、被爆者の体験談を聞くなどして平和学習に取り組んできた。「みなさんが思っている平和の願いが世界中に届くようにつきたい」。西日本豪雨災害で小学校が休校になり、グラウンドの遊具が流されたことにも触れ、「ショックを受けた」と語った。

 新開さんは「平和への誓いをゴールにするのではなく、新たに考えるスタートにしたい。原爆の悲惨な記憶と平和への思いを受け継ぎ伝えていきたい」。米広君は「これからは自分たちの世代が原爆の事実を受け継いでいかなければ。自分が感じた平和への思いを伝えるため、これからももっと戦争のことなどを知って8月6日に臨みたい」と語った。