【青森県民の警察官】受章者の横顔(上)十和田署留置管理係長・工藤玄至警部補(58) - 産経ニュース

【青森県民の警察官】受章者の横顔(上)十和田署留置管理係長・工藤玄至警部補(58)

 ■洋楽愛する留置業務のプロ
 「第42回青森県民の警察官」(産経新聞社主催)の表彰式が13日、青森市の青森公立大で行われる。栄えある受章者2人の功績や横顔などを紹介する。
 青森県警に入った高校の同級生3人の勧めもあり、迷わず警察官の道へ。当初は戸惑いの連続で、「考えていた警察官像と乖離(かいり)があり、難しい仕事だと感じた」。それでも、人の役に立つ仕事をしたいという、かねてからの志と信念で乗り越えてきた。
 現在、留置管理の技能指導員として、部下6人に送検の際の手錠のかけ方や腰縄の結び方など、適正な留置業務を指導している。「逃走防止、自傷行為を防ぐためにも毅然とした態度を取り、やるべきことを省略しないこと」。留置管理の心得と裏方として警察の根幹を支える業務の重要さを強調する。
 “留置業務のプロ”として、今後の抱負は「留置の専門職を育てたい。中堅を育成しないと辞められない」と話す。
 留置業務を担当する前は地域警察勤務が長く、「住民ファーストが警察の原点」の信念は決して揺るがない。後輩には「経験が一番の糧になる。経験はマイナスにならない。自分から率先して何でもやってみることが大事」と説く。
 趣味は音楽鑑賞と楽器演奏。モダンジャズと1960~70年代のロックをこよなく愛し、特に米国のサックス奏者、スタン・ゲッツがお気に入り。「メロディーが分かりやすい」。単身赴任で、月に1~2回、自宅に帰る際に自家用車で聞くジャズ、ロックが何よりのストレス発散。「気分が高まり、また頑張ろうという気持ちになる」。県警で洋楽を語らせたら、そうそう右に出る人はいない。(福田徳行)