鯖江眼鏡選んでもらう動きを 商議所など「0→1」プロジェクト始動 福井

 
「めがね産地『0→1』プロジェクト」の成功を目指す黒崎氏(右から2人目)ら関係者=鯖江市

 福井県の鯖江商工会議所、県眼鏡協会、慶應義塾大学などは22日、産学官連携で「めがね産地『0→1』プロジェクト」を立ち上げた。消費者の行動や視点でモノやサービスを考えるデザインシンキング(思考)を取り入れるとともに、東京で消費者向け展示会を開催し、眼鏡産地の魅力を伝える。

 鯖江市は眼鏡フレーム生産日本一をうたっているが、企業や工場は有名ブランドの製造を請け負うOEMなどに支えられている。プロジェクトでは鯖江の眼鏡のよさを消費者に発信し、消費者のニーズを把握して、鯖江の眼鏡を選んでもらう動きを首都圏や世界に広げるという。

 国内外のデザイナーのプロデュースで活躍している黒崎輝男氏が総合的なプロデュースを担う。商議所は統括担当を置き、眼鏡協会と連携。慶応大は設計を重点とするデザインを、また黒崎氏の事務所が意匠を重点にしたデザインを、勉強会や個別相談会を通じて企業に指導や支援を行う。

 産地をPRする展示販売会は11月30日~12月2日、消費者が集まる東京・青山の表参道で行う予定。新商品の開発も進め、消費者に示したい考えだ。

 国の補助を受けており、期間は来年3月末まで。鯖江市内のホテルで記者会見した黒崎氏は「眼鏡はファッションに向かっている。メーカーに言われるままの製造ではなく、世界のマーケットに通用するものをつくらなければならない」と話した。また県眼鏡協会の竹内良造会長は「統一ブランドを、という声もあり、検討していきたい」と述べた。