十八銀株主総会 統合計画早期実現へ期待と悲観の声 - 産経ニュース

十八銀株主総会 統合計画早期実現へ期待と悲観の声

 ふくおかフィナンシャルグループ(FG)との経営統合を目指す長崎県地盤の十八銀行は22日、長崎市で定時株主総会を開いた。県内の貸出金シェアが高まることを懸念する公正取引委員会の審査が長引き、計画の実現が難航する中、株主からは早期の計画承認を期待する声が上がった。一方で「審査通過は無理だ」といった悲観論もあった。
 総会は、報道陣に非公開で行われた。十八銀によると、森拓二郎頭取は総会で、シェア引き下げに向け、県内の融資先企業を対象に、他の金融機関に借り換える意向があるか、調査をしていると説明した。
 株主から業績への影響を訪ねる質問があり、森氏は「企業のサポート態勢を強化し、収益を確保する」と応じたという。
 総会後、出席した女性株主(68)は「公取委は貸出金シェアばかりに目を向けず、長崎県経済の将来を考えてほしい」と、統合実現への期待感を示した。
 一方、ある男性株主(84)は「統合に失敗した場合を見越し、次の策を考えるべきだろう」と、経営陣に統合戦略の練り直しを促す意見を寄せた。