壺井栄賞に土庄中1年・木場さん 大好きな祖母の姿描く

 

 香川県小豆島町出身の作家、壺井栄の文学を顕彰し、県内の児童・生徒の文学資質の向上に努める「壺井栄顕彰会」は、「第46回壺井栄賞」に応募された作品から、土庄町立土庄中1年、木場由衣さん(12)の「わたしのパワフルばあちゃん」を最優秀賞の壺井栄賞に選んだほか、優秀賞などの受賞者を発表した。

 同顕彰会は毎年、県内の小・中学生、高校生から作文を募集。今年は18校から88編の応募があり、作家の芦原すなおさん、薄井八代子さん、香川大名誉教授の佐藤恒雄さんが選考して、壺井栄賞1編、優秀賞5編、佳作8編を選んだ。

 木場さんの作品は、パワフルに働く祖母を題材にした。家業のそうめん製造に寒い日も早朝から毎日休まずにいそしみ、由衣さんに灸をすえてもらってがんばる様子や痛めた両膝の手術をしながらも退院後に向けてそうめんづくりに意欲を燃やす姿を書いた。そして「やっぱり私のおばあちゃんはパワフルでかっこいい」と結んでいる。

 最終選者の芦原さんは「大好きなおばあちゃんの姿と筆者の気持ちが生き生きと描かれ、読みながらうれしくなる」と評した。

 木場さんは「小学1年のときおじいちゃんを書いて優秀賞だったので、ずっとおばあちゃんを書きたかった。大好きなおばあちゃんで栄賞に選ばれてうれしい」と話していた。

 授賞式は23日(栄の命日)に小豆島町坂手の壺井栄文学碑前(雨天の際は坂手公民館)で行われる。

 優秀賞は次の通り。

  (敬称略)

 「ぼくの大すきなつり」湊昊仁=小豆島町立星城小2年▽「わが家の『インドの日』」川野颯也=同町立安田小6年▽「ぼくはむしはかせ」小野誠司=同町立池田小2年▽「ぼくはタカになりたい」山本崇太=同町立池田小5年▽「ぼくの成長」岡田真弥=同町立小豆島中1年