出雲・荒神谷史跡公園で古代ハス見頃 - 産経ニュース

出雲・荒神谷史跡公園で古代ハス見頃

 古い時代の地層で見つかった種から咲かせた「古代ハス」が、島根県出雲市斐川町の荒神谷史跡公園で見頃を迎えた。30日と7月1日の両日、「荒神谷ハスまつり」が現地で開かれる。
 古代ハスは、千葉市の遺跡で約2千年前の地層から発見された種を発芽させた花。種子は2千~3千年前のものといわれ、植物学者の大賀一郎博士が蘇らせたことから「大賀ハス」と呼ばれる。同公園の大賀ハスは、大賀博士が島根県大田市に寄贈したハスから昭和63年に株分けされた。
 公園のハス池には、当初の15株から増やされた5千株が生育。今シーズンは昨年より1日遅い今月11日に開花した。池のあちこちで直径10センチ程度のピンク色の花が咲いたり、大きなつぼみが間もなく開こうとしたりしている。池の奥には、大量の青銅器が出土した国史跡「荒神谷遺跡」があり、“悠久の眠り”から目覚めた花が、古代のロマン漂う雰囲気に彩りを添えている。
 荒神谷ハスまつりでは、ハスの茎をストローのようにして飲み物を味わう「象鼻盃(ぞうびはい)」が楽しめる(両日とも午前10時と午後2時、各先着50人)。ハス関連グッズや地元の特産品などの販売コーナーも。問い合わせは荒神谷博物館(電)0853・72・9044。