「吟醸酒の父」題材に映画「吟ずる者たち」 来年6月、広島県内先行公開目指す - 産経ニュース

「吟醸酒の父」題材に映画「吟ずる者たち」 来年6月、広島県内先行公開目指す

 「吟醸酒の父」とされる東広島市出身の酒造家、三浦仙三郎(1847~1908年)を題材にした映画「吟ずる者たち(仮題)」の制作が決まり、制作事務局が県庁で発表した。企画や撮影のほか、エキストラやボランティアなども含め“オール広島”を掲げている。今年11月にクランクイン、来年6月に県内で先行公開を目指す。
 仙三郎は吟醸酒の技術のもとになる軟水醸造法を開発。広島酒発展の基礎を築いたとされる。
 事務局によると、撮影は酒どころの東広島市の西条地区や安芸津地区、竹原市などを想定。地元企業などの協賛を得て、総制作費2億円を見込む。
 主人公には、女優の比嘉愛未(まなみ)さんを起用。他にも広島出身の役者の出演を調整している。
 映画の物語は、東京でデザインの仕事をしていた仙三郎の杜氏(とうじ)の末裔(まつえい)という主人公が、夢破れて広島に帰郷。父が「家宝」とする仙三郎の手記を目にし、心惹かれて吟醸酒づくりに挑戦していく内容。
 竹原市出身の油谷誠至監督(64)は「映画を通じて、現代の広島のものづくりに劣らない部分があると気付く機会になれば」と話した。
 比嘉さんは、ビデオレターを通じて「作品の素晴らしさを全国、世界へ伝えていくために頑張ります」とコメントを寄せた。