「命の重み、平和の尊さ感じて」 沖縄戦テーマに美作大生らが創作劇、17日上演

 

 第二次大戦末期の沖縄戦戦没者を追悼する「慰霊の日」(23日)を前に、美作大・同短期大学部(津山市北園町)の沖縄県出身の学生らが17日、同戦をテーマにした創作劇「時をこえ」を上演をすることになり、稽古に力を入れている。

 創作劇は同大の沖縄県人会が企画。脚本、出演、演出まですべて自分たちで担当し、平成25年の初上演以来、毎年内容を少しずつ変えながら上演を続けている。

 さまざまな視点で語られる沖縄戦だが、昨年は初めて沖縄守備にあたる日本軍兵士の葛藤など、人間的な胸中にも光を当てた。

 6回目の今年は同県人会59人が出演。元ひめゆり学徒隊の“おばあ”が、平和祈念公園にある平和の礎(いしじ)を訪れ、小学生の孫娘2人に体験談を聞かせるという物語で、回想シーンを軸に激戦下、必死で家族を守ろうとする母親の、愛情や強さなどを表現するという。

 劇中には平和をイメージしたダンスも盛り込まれ、沖縄伝統芸能「エイサー」がフィナーレを飾る。

 学生らは「観光地として華やかなイメージがある沖縄の、苦難の歴史を知るきっかけに」と連日、猛練習。同県人会の6・23実行委員会の新垣美月委員長(19)は「つながれた命の重みや、今ある平和の尊さを改めて感じてもらいたい」と話している。

 会場は同大体育館。17日午後4時半開場、同5時開演。入場無料。