長崎歴史文化博物館、幕末から明治の写真一堂に 「変わりゆく姿見て」

 
長崎大付属図書館が所蔵する、明治中期ごろ撮影された長崎港のパノラマ写真(長崎歴史文化博物館提供)

 明治維新150年を記念し、幕末から明治期にかけ、長崎で写された風景や人物の写真を一堂に集めた企画展が長崎歴史文化博物館(長崎市立山)で開かれている。いち早く写真の技術が海外から伝えられた長崎には貴重な写真が数多く残されている。同博物館は「時代の転換期を迎え、変わりゆく街の姿を多くの人に見てもらいたい」とPRする。24日まで。

 博物館によると、江戸時代後期の1840年代、鎖国下で海外との窓口だった出島を通じ、長崎に写真機材が伝わった。その後、日本の写真の開祖、上野彦馬(うえのひこま)ら多くの日本人が写真の技術を学んだ。

 企画展「写真発祥地の原風景 長崎」では、歴史を感じさせる写真約300点のほか、当時の機材も展示している。長崎大付属図書館が所蔵し、明治時代中期ごろとされる長崎港を捉えた3枚続きのパノラマ写真(縦約20センチ、横約77センチ)には多くの船舶が写り、活気付く港の様子が分かる。

 上野が撮影した佐賀藩士と英語教師との集合写真や、西南戦争(明治10年)の激戦地、田原坂(たばるざか)(熊本市北区)の終戦直後をとらえた写真も飾られている。

 入場料は大人800円、長崎県内の大学生400円、高校生以下は無料。長崎歴史文化博物館(電)095・818・8366。