新電力のシン・エナジー、地元木材でバイオ発電 宮崎 - 産経ニュース

新電力のシン・エナジー、地元木材でバイオ発電 宮崎

シン・エナジーが地元企業と連携し設置した小型の木質バイオマス発電所=宮崎県串間市
 新電力のシン・エナジー(神戸市)が、小規模な木質バイオマス発電所の建設に力を入れている。林業の盛んな宮崎県など、地元で伐採した木材だけを燃料に使うのにこだわり、売電収益を上げながら、林業の活性化や雇用促進の効果も狙う。エネルギーの地産地消を進める先駆的な事例だとして注目される。
 宮崎県串間市では地元企業と連携し、今春から出力1940キロワットの小型設備の運転を始めた。
 再生可能エネルギー固定価格買い取り制度(FIT)での買い取り価格は、1キロワット時当たり40円だ。同社は発電時に生じる熱を併設の燃料加工工場で使うことで、収益性を高める。
 出力数万キロワット級の大型計画も各地で相次ぐ。だが、燃料が大量に必要で、海外からの輸入に頼りがちだ。
 シン・エナジーの乾正博社長は「バイオマスは地域の産業にもなる重要な電源だ。発電所を小型にすれば、地域の木材だけで運転でき、地元で経済が循環する」と語る。
 同社は昨年、岐阜県高山市で同様の発電所を事業化した。福島県いわき市や愛媛県内子町でも計画を進める。