マグロ漁、13府県に枠配分 長崎県は2.2トン割り当て - 産経ニュース

マグロ漁、13府県に枠配分 長崎県は2.2トン割り当て

 水産庁は、操業自粛が続く太平洋クロマグロ小型魚(30キロ未満)の沿岸漁業に関し、6月末までの今漁期に長崎県など13府県で計5・7トンの漁獲を認めると発表した。日本全体の漁獲枠の残りを再配分した。この5・7トンは府県別の未消化枠の多さに応じて割り当て、長崎は2・2トン、青森は0・9トンなどとした。
 今回の配分は、他の魚を狙ってもクロマグロが取れてしまう例など、やむを得ないケースを想定している。小型クロマグロは、日本全体の今漁期の漁獲量が5月15日時点で3407・5トンとなり、上限まで残り16トンになっていた。
 一方、太平洋クロマグロの沿岸漁業者らが11日、東京都内で開いたフォーラムでは、水産庁が示した来漁期(7月~来年3月)の漁獲枠に対し「枠が少なく生活が成り立たない」と不満の声が相次いだ。
 水産庁は、来期の暫定的な漁獲枠を5月に公表。罰則付きの法規制が始まるのに備え、従来は全国の上限量しかなかった大型魚(30キロ以上)にも、小型魚(30キロ未満)と同様に都道府県別の枠を示した。
 長崎県壱岐市の漁師、小畑義明さんは「大型魚の枠について事前に説明がなかった。収入の7割がクロマグロという漁師もいる。納得できない」と訴えた。