別府市、温泉保護へ発電規制 6月市会に改正案提出

 

 別府温泉を抱える大分県別府市の長野恭紘市長は、温泉発電の規制を可能にする条例の改正案を、6月定例市議会に提出する方針を明らかにした。別府温泉では発電や入浴のための掘削が進み、源泉の蒸気や熱水の噴出量が減少傾向にあると有識者審議会が答申。市は温泉資源の保護を図る。

 改正案では、市長が地熱エネルギーの熱源周辺を発電規制地域に指定する。環境に配慮している事業者などに、例外的に地域内での掘削を認める場合もあるが、その場合も市長への申し出を義務付ける。具体的な規制箇所は、審議会に諮った上で決定する。

 別府市では、温泉を熱源として利用する地熱発電の開発から温泉資源を守ろうと、平成28年3月に条例を制定した。

 開発にあたっては、市長との事前協議などが義務付けられている。