東邦銀とみずほFG、キャッシュレス決済実験 福島・浜通りの復興後押し

 
実証実験でQRコードによるキャッシュレス決済が行われる様子=4日、ヨークベニマル新富岡店(内田優作撮影)

 東邦銀行(福島市)とみずほフィナンシャルグループ(FG)は、県沿岸部の浜通り地区で、スマートフォンのアプリを使ったキャッシュレス決済の実証実験を始めた。浜通りの復興を支援するとともに、東京電力福島第1原発事故による避難者の帰還が進まず人口減が続く地域でも役立つかどうかを検証し、実用化につなげたい考えだ。

 利用できるのは、いわき市と富岡町のコンビニエンスストアやスーパーなど5店と、第1原発内の食堂と売店。スマホに専用アプリをダウンロードして、東邦銀かみずほ銀のいずれかの口座と連携させることで、アプリに入金できる。支払いはレジで表示されるQRコードを読み取ることで完了する。実証実験は12月末まで、期間中の参加目標は約1千人という。

 同町のスーパーでは4日、実験の様子が公開され、キャッシュレス決済を利用した団体職員の坂本ゆかりさんは「忙しい夕方に買い物するときも、時間が短縮できて便利そう」と話した。

 プロジェクトメンバーの東邦銀行総合企画部の吉田晃さんは「実用化に生の声を少しでも生かしていきたい」と述べた。