大槌旧役場解体阻止へ監査請求 住民団体が再び申し立て

 
東日本大震災の津波で、当時の町長らが犠牲となった岩手県大槌町の旧役場庁舎=1日

 東日本大震災の津波で当時の町長ら40人が犠牲となった大槌町の旧役場庁舎の解体問題で、保存を求める住民団体「おおづちの未来と命を考える会」の高橋英悟代表(46)らは4日、解体差し止めを求める住民監査請求を再び申し立てた。同会が5月に行った監査請求は、書類上の不備で不受理となっており、手続きのやり直し。

 旧庁舎をめぐって、平野公三町長は「震災を思い出すので見たくない」との意見があるとして、今月18日ごろに解体に着手する考えを示している。

 考える会は5月28日、庁舎解体経費の町予算への計上は不当だとして監査請求書を出した。

 しかし、団体の規約を示した書類や代表の署名がなかったため町監査委員が提出を求めたが、書類の準備が期限に間に合わず、不受理となった。