東北絆まつりに30万人 五輪開会式「出演したい」 - 産経ニュース

東北絆まつりに30万人 五輪開会式「出演したい」

「東北絆まつり」の閉祭式で、観客らが飛ばした風船=3日、盛岡市
 東日本大震災からの復興を願って、盛岡市で2、3日に開かれた「東北絆まつり」。晴天に恵まれるなか、東北6県を代表する夏祭りのパレードなどを約30万人の来場者が楽しんだ。そんな熱気を「復興五輪」をうたう2020年東京五輪・パラリンピックでも伝えたいと、関係者は開会式への参加に向けた思いを懸命にアピールしていた。(土樋靖人)
 東北絆まつりは、震災が起きた平成23年から東北6県の県庁所在地で開かれた「東北六魂祭」の後継イベント。盛岡市での開催は昨年の仙台に次いで2回目。
 実行委員会(会長・谷藤裕明盛岡市長)によると、来場者数は2日が約14万5千人、3日が約15万8千人で、計約30万3千人。盛岡で6年前に開かれた六魂祭のときよりおよそ6万人多かった。実行委の事務局が置かれた市観光交流課の立花恵史(さとし)課長は「天気に恵まれたことが一番だった」と振り返った。
 懸念されていた会場周辺での車の渋滞もみられなかった。
 立花課長は「6年前に混んだ経験から、車での来場を控えたのではないか」と推察。今回の結果を全庁で検証、来秋開催予定の「いわて盛岡シティマラソン」などに生かしていく。
 「復興」を掲げて招致に成功した東京五輪・パラリンピック。実行委は4月、組織委員会に開会式などへの参加を要請した。
 絆まつりの開幕式典で、谷藤市長は「ぜひ出演させていただき、世界中からの支援に感謝の気持ちを伝える機会となることを願っている」とあいさつ。衆院岩手2区選出の鈴木俊一五輪相は「東北が一丸となって復興に向け力強く歩みを進める姿は、2020年東京大会が盛り上がっていくことにつながる」と応じた。
 立花課長は「絆まつりは復興を発信するのにふさわしいイベントで、東京五輪・パラリンピックはさらに発信できる場。今回の熱気が伝わってくれれば」と期待をにじませた。