復興への思い込め盛岡で東北絆まつり

 

 盛岡市で2日開幕した東北絆まつり。東北が一丸となって東日本大震災からの復興に取り組もうという熱気が会場を包み、県内外から訪れた観客も復興への思いを共有した。

 盛岡城跡公園での開幕式典では、震災犠牲者に黙祷(もくとう)をささげた後、実行委員会会長の谷藤裕明市長が「復興はまだ道半ば。風化もさせてはならない。未来に向かう東北の姿を発信し続ける」と訴えた。

 東北6県を代表する夏祭りのパレードの出発セレモニーでは、陸前高田市出身の俳優、村上弘明さん(61)が「あの日から生まれた私たちの絆はいまも引き継がれ、育まれている。いまよりもっとすてきな故郷にする」と復興への決意を宣言した。

 パレードで青森ねぶた祭りや秋田竿燈(かんとう)まつりなどのパフォーマンスが披露されると、会場の中央通に押し寄せた観客から歓声や拍手がわき起こった。

 青森市から訪れた会社員の石沢克浩さん(50)は「他県の祭りも見られて楽しい。復興にかける思い、熱気が伝わってきた」と話した。

 3日のパレードは午後0時半から。ステージでのアトラクションや岩手の食を味わえる会場もある。