ランニング大会でヒグマ警戒 106年ぶり上陸恐れの北海道・利尻島

 
明治45年に北海道・利尻島で駆除されたヒグマ(利尻富士町ホームページから)

 生息していないはずのヒグマの足跡や糞(ふん)が見つかった北海道・利尻島で3日、島を一周するランニング大会が予定通り開かれる。主催者はヒグマに注意するよう参加者に呼びかけている。

 大会は利尻富士町や利尻町でつくる実行委員会が主催し、今年で18回目。約500人が海沿いの53・7キロのコースを走る。

 利尻富士町の担当者は「コースは山中ではないためヒグマが出る可能性は高くないが、車でパトロールするなど参加者の安全確保に努めたい。大会の前後に山に入る場合は、鈴など音の出るものを持ってほしい」と話している。

 利尻島では5月30日に海岸でヒグマとみられる足跡が見つかったほか、山林で糞が発見された。最短距離で約20キロ離れた北海道本島から泳いで渡ってきた可能性がある。

 利尻富士町によると、明治45(1912)年5月24日、対岸から利尻島までヒグマが泳いで渡った直後に町民がおので駆除したという記録があり、ヒグマが生息していれば106年ぶりの確認となる。