佐賀銀・坂井頭取「単独経営が前提」 将来的な統合には含み

 

 佐賀銀行の坂井秀明頭取(59)は、佐賀市で共同通信のインタビューに応じ、九州で進む地方銀行の経営統合への対応について「単独で経営するのが大前提だ」と述べた。「統合による地域への恩恵や、収益の見通しの観点から総合的に判断する」とも話し、将来的に統合に踏み切る可能性にも、含みを持たせた。

 坂井氏は、日銀のマイナス金利政策などを背景とする貸出金利の低下で収益環境は厳しいと指摘。だが、平成29年度は本業の貸し出しは中小企業向けを中心に拡大し、重要な経営基盤である預金も増加したことを踏まえ「単独でやれないわけではない」と強調した。

 ふくおかフィナンシャルグループと十八銀行の統合計画は、長崎県内の貸出金シェアが7割になることを懸念する公正取引委員会の審査が難航している。債権の受け入れ先として長崎市など県内に3店舗を持つ佐賀銀は有力な受け皿と期待される中、両社から債権を受け入れるよう要請があれば「対応する」と前向きな姿勢を示した。

 一方、人口減が進んでも地域の店舗網を維持するための方策として、来店客の少ない昼間に店舗の窓口業務を一時休止して運営効率化につなげる「昼休み」について、一部の店舗で導入を検討していると明らかにした。