新酒鑑評会で福島6連覇 金賞の「廣戸川」振る舞い

 

 「全国新酒鑑評会」で、最優秀の「金賞」獲得数が6年連続日本一となったことが公表された17日、県内は「福島の誇りだ」と喜びにわいた。

 2年連続で「東豊国」が金賞に輝いた「豊国酒造」(古殿町)の蔵元、矢内賢征さん(32)は「『今年の米や気候に合ったいいものを作ろう』と自然体でやってきた。受賞してほっとしている」と声を弾ませた。

 県庁では内堀雅雄県知事と県酒造組合の新城猪之吉会長が6年連続日本一を祝すパネルの除幕に臨んだ。内堀知事は「東日本大震災後の厳しい状況からすべての蔵が挑戦を続けてきた。『福島プライド』のトップランナーだ」とたたえた。

 新城会長は「福島の技術力のすばらしさを表現できた。それぞれの蔵が頑張った結果の日本一」と顔をほころばせた。

 JR福島駅近くの県観光物産館では、鏡開きが行なわれ、金賞の「廣戸川」が客に振る舞われた。市内の無職、西川義和さん(65)と妻の由美子さん(63)は「すばらしいニュース」と話し、東京都から仕事で福島を訪れた大学職員の女性も「すごいこと。飲むことで復興の役に立ちたい」と、振る舞い酒を口にしていた。