岩手でテロ対処訓練 警察・消防・自治体、初の合同

 

 県警と盛岡地区広域消防組合、盛岡市は16日、同市内丸のもりおか歴史文化館前広場で、合同のテロ対処訓練を実施した。こうした訓練はこれまで、県警がJR盛岡駅やいわて花巻空港で実施しているが、警察と消防、自治体合同で行うのは県内で初めて。

 訓練は世界各地で近年多発している、多くの人が集まる場所を狙ったテロが起きたときに備えるのが目的。県内では釜石市でラグビーワールドカップ日本大会を来年に控える中、大勢の観客が集まるイベント会場に刃物を持ったテロリストが乱入、客を無差別に刺して逃走したとの想定で行われた。

 訓練には約90人が参加。多数の負傷者に対して、かけつけた救急隊員が治療の優先順位をつけるトリアージをして担架で搬送する一方、逃走者を警察官が見つけて逮捕したり、テロリストが持っていた爆発物を処理するといった訓練に取り組んだ。

 訓練後、県警の担当者は「参加した市職員はテロの怖さを体験したと思う。消防との連携も確認できたので今後、練度を高めていきたい」と合同訓練の意義を語った。