福島・楢葉で田植え体験 都内大学生11人に地元農家手ほどき

 

 楢葉町大谷の水田で、東京都内の大学生11人が田植えを体験した。地元農家の手ほどきを受け、手植えや機械植えされた苗は、9月下旬に収穫予定で、都内で開かれるイベントなどで配られるという。

 田植え体験は町の復興支援や風評対策として、環境省が昨年から実施。今回は平成28年春に営農を再開した約30アールの水田に、約2時間かけて苗を植えた。2年連続で参加した明星大3年の梅川郁実さん(21)は田植機の操作にも挑戦。「まっすぐ植えられなかったかも…」とはにかんだ。

 また、法政大2年で、ボランティアサークルに所属する木全(きまた)俊介さん(19)は、初めての田植えに「自分で植えたお米を、自分で世の中に出すと思うと楽しみ」。木全さんと同じサークルの伊達隼人さん(19)は約5カ月ぶりの楢葉来訪。「骨組みだった商業施設が、もうすぐ開店するところまできた」と、復興を肌で感じていた。

 水田を提供した同町の青木基・町議会議長(67)は「田植えを楽しみ、楢葉の自然の美しさを知ってもらいたい」と学生の活動に期待をにじませた。

 順調に育てば、収穫量は約500キロ。10月以降、新宿御苑や六本木など都内で開催予定のPRイベントなどで無料配布される。