倉吉産プリンスメロン初出荷 糖度高く基準を大きく上回る

 

 鳥取県倉吉市で生産している“初夏の香り”プリンスメロンが旬の時期を迎え、14日、同市のJA鳥取中央本所で査定会が行われた。今年は糖度がとても高い仕上がりで、県特産の果実の先陣を切って初出荷された。

 同市では農家26戸が計2・8ヘクタールで生産。昭和43年に米の転作作物として導入され、現在は全国でもトップクラスの産地になっている。粉ミルクなどを散布して栄養を与え、農薬や化学肥料を減らした独自の「ミルク栽培」で人気が高い。

 今年は春に寒暖差が大きかったため果実が熟すのに日数を要したが、甘みが乗るには好条件。糖度査定の結果、平均糖度は出荷基準の15度を大きく上回る17・7度に達した。

 出荷先は県内と大阪府が中心。7月上旬までに、前年比2・6%減の56トンの出荷を計画している。JA鳥取中央倉吉メロン生産部の佐々木敬敏部長は「立派な果実ができ、糖度も高くなった。過去最高だった昨年を上回る平均単価を目指したい」と話した。