九州FG決算 与信コスト減少で増益、統合効果は104億円

 

 肥後、鹿児島の2銀行を傘下に置く九州フィナンシャルグループ(FG)は11日、平成30年3月期連結決算を発表した。売上高に当たる経常収益は前年比4・3%減の1646億円、最終利益は32・8%増の193億円の減収増益だった。グループを挙げた経費削減が進んだほか、融資先への支援による与信コスト減少も奏功した。

 福岡市内で記者会見した九州FGの最上剛専務は「(28年4月の)熊本地震後の支援策が実り、貸し倒れ引き当て金を新たに積む必要がなかった。組織が筋肉質になってきた」と述べた。

 また最上氏は、27年10月のFG発足時に累計60億円と見込んだ統合効果が、30年3月期ですでに104億円に達したと明かした。個人向けローンの営業手法改善や、融資先への合同営業などが進んでいるという。

 31年3月期の連結業績予想は経常収益が1・2%減の1627億円、最終利益は228億円とした。