玄海3、4号機の同時事故を想定 九電、再稼働前に訓練

 
玄海原発3、4号機の中央制御室で訓練する九州電力の社員ら(代表撮影)

 九州電力は10日、再稼働への工程が大詰めを迎えている玄海原発4号機(佐賀県玄海町)で、3月に再稼働した3号機と同時に重大事故が起きたとの想定で訓練を行った。原子力規制委員会による再稼働前の保安検査も兼ねており、規制委の職員16人も立ち会った。

 訓練は12日までの3日間実施され、九電の社員ら約100人が参加する。3、4号機で全交流電源が喪失したほか、各原子炉で循環ポンプに不具合が生じて1次冷却水が漏れ出したとの想定で、影響を最小限にとどめるための手順を確認する。

 10日の訓練開始前には、社員らが2人一組でヘルメットに装着するライトなどの備品を確認するなどした。午後2時に訓練が始まると、敷地内にいた社員らが中央制御室へ駆け足で向かった。

 4号機では2日から3日にかけて、1次冷却水を循環させる準備中にポンプ4台のうち2台で不具合が起きた。早ければ24日に予定されていた4号機の再稼働は、ずれ込む見通しとなっている。