子供歌舞伎が観客魅了 石川・小松市

 
「全国子供歌舞伎フェスティバル」に出演した富山県砺波市の子どもたち=4日、石川県小松市

 歌舞伎十八番「勧進帳」の舞台、安宅の関がある石川県小松市の劇場で4日、「全国子供歌舞伎フェスティバル」が始まった。同市と富山県砺波市、滋賀県米原市、同県長浜市の小中学生ら約60人が出演。大人顔負けの演技で約800人の観客を魅了した。公演は5日まで。

 青や緑、紫などの色鮮やかな衣装の子どもたちが音に合わせ舞い踊る様に観客は見入り、コミカルな動きやせりふには笑い声も。見えが決まると拍手が会場を包み込んだ。

 乱暴で自分勝手な僧侶、法界坊が悪霊となって人々を惑わす物語で、主演として一人二役を演じた長浜市立西中1年の中村拓哉さん(12)は早着替えや真っ赤なかつらを振り回すなど難しい役をこなした。中村さんは「広い会場で精いっぱい演技できて楽しかった」と笑顔を見せた。

 フェスティバルは今回が20回目。劇場内に過去の出演者のメッセージを展示した。