秋田「正論」友の会設立で本紙編集委員講演 北の核放棄には曲折 - 産経ニュース

秋田「正論」友の会設立で本紙編集委員講演 北の核放棄には曲折

 秋田から日本のあるべき姿を考える「秋田『正論』友の会」の設立記念講演会。秋田市中通のにぎわい交流館AU(あう)で、産経新聞の久保田るり子編集局編集委員が「北朝鮮・金正恩(キム・ジョンウン)の野望と恐怖」と題して講演した。秋田では、男鹿半島沖合への度重なる北朝鮮のミサイル落下や北朝鮮籍の木造船の漂着があり、約250人の参加者は真剣に聞き入った。
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 18日に行われた講演会では講演に先立ち、秋田「正論」友の会の佐藤典子会長=秋田市、皮膚科医院経営=が「多くの方に参加していただき、地域に愛される会にしていきたい」とあいさつした。
 講演で、久保田編集委員は5月以降に予定される米朝首脳会談について、「北朝鮮の若い独裁者(金正恩朝鮮労働党委員長)に核を放棄させることができるかがポイントだが、簡単には決着しないだろう」との見方を示した。
 ただ、金委員長が会談に出る決意をした背景には、自分の身の危険や体制崩壊への「恐怖」があると分析。昨年秋に北朝鮮東方沖を飛行した米軍のB1戦略爆撃機を北朝鮮のレーダーが探知できなかったことに恐怖を感じ、対話路線に切り替えたと指摘した。
 だが一方で金委員長は「核保有国となった上で米国と取引するという野望を捨てきれない」とし、そのため「中国にすり寄った」と解説。米朝首脳会談では「金委員長が野望と恐怖のどちらに比重を置くかによって米国との交渉の行方が変わってくる」と語った。
 質疑応答では、参加者から北朝鮮の核放棄に関連して、アパルトヘイト(人種隔離)政策で制裁を受ける中、自ら核を放棄した「南アフリカ方式」は可能かといった質問があった。
 久保田編集委員は「難しい。北朝鮮にとって核は自分たちが生き延びるための根幹だ。南アフリカのように周辺情勢によって核を持ったのと、北朝鮮のように生存のために核を持つのとでは意味が違う」と答えた。
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