初公判で元NHK記者に被害者「心からの反省を」 山形 - 産経ニュース

初公判で元NHK記者に被害者「心からの反省を」 山形

 強姦(ごうかん)致傷罪などに問われた元NHK山形放送局記者、弦本康孝被告(29)の裁判員裁判初公判が開かれた10日の山形地裁301号法廷。弦本被告は全面的に無罪を主張、3件の事件のうち、最初の事件で被害にあった女性や、捜査にあたった警察官などの証人尋問が行われた。
 この日、公共放送の元記者が被告となったこともあり、31席の一般傍聴席を求め、約10倍の304人が早朝から地裁に列をなした。
 被告は黒のスーツに白のシャツ、青のネクタイ姿で出廷。逮捕当時よりも痩せた様子。公判中は終始A4サイズのノートにペンを走らせ、メモを取っていた。
 被害者の1人、山梨の20代女性の証人尋問は、別室からモニターとスピーカーを通じて行われ、事件当時の状況や心境を証言した。
 知らない男に襲われた当時、「殺されるかもしれないと思った」と恐怖を感じたといい、事件後から眠れなくなり、精神科に通院するようになったという。
 異性への恐怖感は今も残っており、「(将来)子供ができたらいいなと思うけど、もし男の子だったらと思うと不安も残る」と語った。
 検察官から犯人に望むことを尋ねられると、「刑期の長い短いより、心から反省することを願っている」と語気を強めた。