香りを可視化するカメラ 豊橋技科大など開発

 

 豊橋技術科学大(愛知県豊橋市)やベンチャー企業などは5日、特殊な膜を貼ったセンサーで香りを識別し、グラフに置き換えて可視化する「かおりカメラ」を共同開発したと発表した。

 かおりカメラは横20センチ、縦13・5センチ、厚さ5センチの箱形。吸入口から取り込んだ香り成分を約7ミリ四方のセンサーに貼った5種類の検出膜で識別し、データをスマートフォンに転送すると五角形のグラフ内に香りの特徴が表示される。複数の成分でできた香りをパターン化し、どの香りに近いかを目で見てイメージできる。

 香りの識別は、特定の成分のみを検知するガス漏れ警報器やアルコール検知器などで実用化されていたが、検出膜の開発で飲食物の傷み具合の判別などの活用を想定している。

 センサーを開発した豊橋技術科学大の沢田和明教授(電子工学)は「開発が進めば、将来はスマホに息を吹きかけるだけで健康診断ができるようにしたい」と話している。